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結局子供次第?食い潰すこともできるし増やすこともできる
子どものために貯金を残したほうがよいのか、あるいはあえて残さないという選択を取ったほうがいいのかは、実際にお金を残せる余裕のある人の選択肢であって、毎日カツカツで生活している人にとっては、残すも何も残すお金がないということで、必然的に選択肢はないことになります。
ですので、このテーマの場合、子どもに残せるだけの貯金を持っている人が残すべきか否かについて考えてみます。
お金に関しては、正直それが吉と出るか凶と出るかは、その子供をどのように教育したかにかかっているといえます。
つまり、いくらお金を十分残せたとしても、お金にルーズな子どもであれば、結局はそれらをすべて使いつくしてしまうことになりますので、残しても残さなくても同じということになります。
またもしお金に関してきちんと教育された子供であれば、その残された財産を使ってもっと増やすことができるかもしれませんし、堅実な生活をしていくことでそのまま次の世代へつなげることができるかもしれませんので、よい結果となりえます。
お金というのはその子供の選択肢を広げてくれる重要なカギになる
お金を残さない場合でも、その子供によってその先はさまざまですので一概に残せばよい、残さないほうがよいという明確な答えは実は存在しません。
ですが、もし残せるのであれば、個人的には残したほうがよいのではないかと考えています。
なぜなら、お金は確かに過ぎたれば身を滅ぼすことにもなりますが、それは結局その子の人生ですので残したことでそうなったというわけではなく、残さなかったとしても同じような状況になる可能性は高かったことになるからです。
お金というのはその子供の選択肢を広げてくれる重要なカギとなります。
人生は何をするにもやはりお金は必要です。
何かしたいことがあってその第一歩を踏み出すために、もしそれなりのお金がいるのであれば、手元にお金があれば人よりも早くスタートできることになります。
確かに早くスタートできたからといってそのまま順調にいくとは限りませんが、少なくともそのお金を有効に使っていくことができます。
もしお金が残されていなければ何か行うための資金を作るところから始めなければなりません。
苦労してこそよい結果が生まれることもないわけではありませんが、その資金が作れなかった場合には、したいことを始めることさえ出ないことになります。
つまりスタート地点にも立てないのです。
親が貯金を残してくれれば自分が親になった時にそのありがたみが分かる
ですので、もし何かしらお金という財産が残してやれるのであれば、迷わずを残すことをおすすめします。
親が貯金を残してくれたということは、今度自分が親になった時にそのありがたみがよくわかります。
なぜなら、貯金自体が簡単にできることではないからです。
一瞬でもありがたいと感じてくれるのであれば、それは子どもにお金を残したことが十分に意味あることだったといえるでしょう。
自分は敢えてお金は残さなかったので、自分たちでなんとか人生を切り開いていくようにという教えは確かに尊いですが、実際の問題として貯金を残してくれる親とあえて残さなかったという親では、聖人であれば別ですが一般人であれば感謝したいのは残してくれた親です。
貯金があれば、進学の自由もありますし、家を買うなりといった大きな節目にも心に余裕が生まれます。
またもし体を壊して働けなくなったときでも、無理せずに療養できるでしょう。
人生にとってお金は非常に重要なことはだれでもわかっていますし、現代では普通のサラリーマンで希望通りに稼ぐことができる人はあまりいません。
ですので、子どものためにと考えるのであれば、まずは残せるのであれば残して、子どもに使い方の選択肢を与えてやることが結局は子どものためになると考えられます。